インプロ思考法その7(チームリーダーについて)


「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

昨日に引き続き野球に例えた話しをしていきます。

野球の守備には各ポジションがあって適材適所に選手がおりますよね。様々な捉え方が有りますが、8つのタイプに分ける一つの例としてはこんな感じでしょうか。

ピッチャー(クリエイター、メカニック、スター)

キャッチャー (分析)

ファースト(チーム、組み合わせ)

セカンド、ショート、サード (タイミング)

外野手 (コツコツ蓄積)

ピッチャーがまずボールを投げて、ゲームをスタートさせます。内野手は打者から近いのでそのスピード感のあるボールを数多く受けて、タイミングよく、その状況に応じたポジションへとボールを投げます。ファーストは内野手、時には外野手からといろんな人からボールを受け取る役目が多いですね。外野手はロングヒットで長い時間かかって届いたボールをまた遠くの内野手に戻していきます。受け取るボールの数も内野手よりは少なく、考える時間にも余裕があります。走者や内野手の状況など全体を見渡し分析した上で、正しい所にボールを投げる事ができます。キャッチャーは頭脳派で、全体を分析、統率し、最終的に得点をがっちり守る重要な役目ですよね。感覚にたよって動物的な判断をしてるキャッチャーを知りません。やはり一貫性した分析力が必要であると思います。サードがミスしてもショートがボールをフォローする事ができますが、キャッチャーがボールを受け取れないミスをした時は、得点に大きな影響を与える可能性が高いですよね。顔も隠れているので意外と目立たなかったりしますが、誰もがその重要性を認識して、尊敬の念をもっているといる縁の下の力持ちという印象があります。それぞれに特化したグローブがあるように、各々に適したツールもあった方がよいですよね。

受け取ったボールは的確なポジションに受け取り易いように送った方がよいですよね。スピード感が必要な内野ゴロをわざわざ外野手にボールを送ってからファーストに投げるという事はしないですね。外野に飛んだボールは戻ってくるのも遅いです。早く受け取りたいのであれば、内野手が外野まで自ら動いけば、その時間は短縮できるでしょう。ボールを音に置き換えれば、即興演奏での音の流れをイメージしやすいと思います。即興演奏でもいろんな所に音は向かってきます。自然な流れ(フロ−)をつくればゲームを楽しむ事ができます。時々、誰もいない壁に向かって思いっきりボールを投げて、そのままの勢いで自分に戻ってきて、受け取れず流れが止まっていたり、あまりに壁が近すぎて、その勢いのあるボールで自分自身がケガしたりする事が起こっています。塁に誰もでていない時にサードへの内野ゴロがきたら、ショートへボールにはボールを送らないですよね。唐突すぎて受け取れないかもしれません。これが音の停滞しているイメージではないかと考えてます。受け取る準備をしているファーストに投げるのがよいですよね。みんながスムーズに動けるルールはあります。各々が得意なポジションで得意な事に徹していれば自然とそうなりますよね。遠投が苦手なのに外野手に成ろうとしたり、コントロールも悪くスピードも遅いのにピッチャーになろとしない事です。そして各野球チームにも特徴があるように、即興にもそれぞれの特徴は必ずでてくるはずです。流れにのってよい音のフローが作れるように心がけたいものです。

さて今日はチームリーダータイプについてです。

チームリーダー(サポーター)

「チームを率いて、魅力を生み出すのをサポートする」

社交的で忠誠心があり、自分が築いた「人間関係」と、自分が提供できる「エネルギー・熱意・時間」を周りの人に与え、天性のリーダーシップで魅力的なチームを作る。

チームリーダーの強み
人間関係を重視する、信頼関係を築く、リードすることができる
従うことができる、チーム作りを楽しむ、ネットワーク作りを楽しむ素晴らしい応援団長、人前にでるのも得意、よいチームに対しては忠誠心がきわめて強い

チームリーダーの弱み
数字や計算にまったく興味がない、バックオフィス(事務管理部門)に向かないブレやすい、おしゃべり好きである、よく方向性を変えるたくさんの人に意見を求めすぎる、常に変化を求める

不破大輔さんは、渋さ知らズオーケストラという大編成バンドのリーダーを長年やっております。ミュージシャン、舞踏ダンサー、美術家などなど、ジャンルを越えて、魅力的なメンツを独自のセンスで引き寄せるように集めて、巨大プロジェクトを進めている。大きな渋さ知らズという開かれた庭ような場をメンバー提供している。そこでは、それぞれの個性を生かして自由な発想で遊べる空間が多々あるので、伸び伸びと遊ぶ事ができのである。新しく入ったメンバーには、率先してソロを与えたり、多くの遊び場と楽しみとチャンスも与えてくれる。渋さという大家族の中で安心して遊ばせてもらえる場を作り、チーム力で圧倒的な存在感をだしている。個々のメンバーの魅力を引き出す天性の才能と周りに情熱と強いエネルギーを与えるパワーを持ち備えている。その結果、個人ではとうていなし得ない大きな成果を生み出す事ができる。

即興演奏においては、誰とやるかに重点を置き信頼関係のあるミュージシャンとある程度固定したユニットで活動する時にその魅力を発揮するのではと考えてます。個性と個性を上手く統率し一つの方向性を導き出して、進むべき道を示す才能があります。スタータイプの魅力も最大限に発揮できる場を作れるバランス感覚を持ち備えているので、安定したユニットで活動する事ができる。即興演奏でもバンド単位での活動に焦点をあてた方が威力を発揮するタイプもあれば、ソロでの活動の際にその魅力が引き立つタイプがあると思います。チームリーダーはその名のごとく、バンドでリーダー的な立場で活動を行った時が、エネルギーを最大限にだせるタイプであり、そこが居心地よい場でもある。逆に自分はリーダーなんだけど、リーダーとして人とのかかわり合いとか、関係性を整えたりする役目を果たすのが苦手なタイプの方は、チームリーダーを巻き込んでそれを補ってもらうというのがよいのではないでしょうか。クリエイタータイプがアイデアだけは提供し、それ以降の流れはチームリーダーに任せるというのも有効な手段だと感じてます。チームリーダータイプはリーダーとしての才能を発揮するだけでなく、サイドメンとして、リーダーを良さを引き出す才能も備えているのでプロデューサーとしても優れていると考えてます。

Comments (0) |1:37 AM |
 

インプロ思考法その7(チームリーダーについて)


「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

毎日沢山のアクセスいただいております。ありがとうございます。さて本日はチームタイプについて、触れる予定したが、スタータイプの補足がどうしてもしたくなったので、それについて書きます。恐らく、各タイプの特徴を書いた翌日はその補足を書いていく事になると思います。

どのような音楽であっても、お互いが自分の強みを活かせるものを、どれだけもっているかを理解した上で、いかにいい音を作っていくかが、大きな鍵となってくると考えております。野球に例えると、(実は私は小学校から中学まで野球やってました)4番バッターの選手が何人もいるというチームはいないですよね。もしくは、一人で全部のポジションも役目を果たせる技量があるからと言って、ピッチャーだけでは、どうもがいても勝負にはならないですよね。やはり、1番バッターとして優れた選手、2番バッターとしての役目が合っている選手が、それぞれの役割を果たしてこそ、チーム力がついていきます。イチロー選手はホームランを打つよりヒットを打つ事にフォーカスしてますし、松井選手はホームランや長距離ヒットを打つ事にフォーカスして、それにあった筋力トレーニングをしておりますよね。それぞれのフォーカスにあった効果的な練習方法、スイング、タイミングの合わせ方などの法則があると言えます。イチロー選手の筋肉のつき方と松井選手のは明らかに違うでしょう。イチロー選手はむしろ筋肉を付けないようにしてますね、確か?

単独でホームランを打つよりは、1番が塁にでて、2番、3番が塁を進めたり、塁を詰めたりしてから4番がホームランを打った方が、より多くの点数が得られます。ストーリー性、流れもあって、同じ4点とるにしても単独ホームラン4本打つよりも、見ていてもワクワクするのではないでしょうか。観衆は4番にはホームランや長距離ヒットを期待して注目を集めてます。9番バッターにはそれを求めないですよね。期待している内容も違いますし、本人の達成したい事、チームが望んでいる事も違います。4番バッターにバンドをさせるよりも、他にバンドが得意な選手は沢山います。本人もバンドを命ぜられたら、例えチームの為とは言え、あまりにその頻度が多くなると、流石にモチベーション下がりますし、存在意義を感じられないと思うでしょう。長島茂雄さんは天才的な直感力、動物的な勘、派手なアクションとサービス精神などの生まれ持ったスターの特性を活かし人気を集めましたよね。そして今でもミスタージャイアンツ、ミスターベースボールと言われてます。日本の野球界の歴史に残る大スター選手です。コツコツ長期に渡った地道な努力と着実な実績の積み重ねで世界的な大記録を残した王貞治さんとは全く違ったタイプです。地に足のついた地道な活動、落ち着いた雰囲気、分析力の鋭さで多くの方の尊敬と信頼を集め、努力家の代名詞とも言われてますよね。その才能を発揮し監督としても大活躍されました。このお二人は全く違うタイプでありながら、現役時代は黄金のコンビとして、チームの要となって活躍しました。それぞれにあった輝き方がありますし、それぞれ違うから世界も広がるのだと確信しております。

4番バッターがホームランを打つ、長距離ヒットを打つ事に集中できるチームワークを作るのと同様に重要となる事があります。解説者が「試合の流れが変わってきましたね」というセリフをよく言っているように、この試合の流れが、非常に重要なポイントであると思います。ホームランって派手な印象ありますが、意外と試合の流れを変える力は弱いとも言われてます。私が野球やっている時に、この事を頻繁に監督がみんなに伝えているのが印象に深く残ってます。ホームランを打つよりもヒットを積み重ねて特点を積み上げいった方が、次の回までも続く流れを作る事ができるのでしょう。野球と言えば4番バッターとピチャーがスターや主役といったイメージがあると思います。ピッチャーと言っても、先発、リリーフ、押さえとまた役割がありますよね。先発の作った流れを、リリーフが引き継ぎ、確実に最後まで押さえがその役目を果たせばよいですよね。押さえは、先発に比べると少し地味な印象を受けるかもしれませんが、実は一番、結果に影響を与える重要な責任のある役目ですし、最後のクライマックスで大きな感動を与えられるのは、押さえの力量にかかっているとも言えます。どれだけ、先発が頑張っても、それを引き続くものが、その流れを崩してしまえば、よい結果は得れません。流れ(フロー)が重要だと。

映画や小説にも起承転結が、人の心を動かし、感動へと導くと言われます。伝えたい事だけを端的にまとめただけでは、人の感情に訴えるものは少ないですよね。最後に伝えたい事を、リアリティーをもって訴えれる為に、様々な展開、ストーリーがあり、大きな流れ(フロー)をつくってクライマックスを向かえますよね。それは感情をいかに揺るがすか、感情に大きな何かを訴える為には、ストーリー、流れ(フロー)が重要だという事ですよね。私もこの連載で伝えたいのは、非常にシンプルで、「元々自分の中に既にある個性を基盤として、個性が自然と好む方向にエネルギーを集中して費やせば、自ずとその人ら しい音がでるのではないか」ということなんです。それにリアリティーをもたせる為に様々な例えや説明をしているのですね。

(前置きが長過ぎか??? これって起承転結になってますか??????????さて次からが結論です)

音楽も同じだと考えてます。流れが重要だと。音の流れを作れているかどうかが、お互いの特性を活かしているかの指標と言えるますし、聴く人の感情を揺るがす影響を与えれ、感動に導いているかどうかの指標となっていると言えるのではないでしょうか。昨日説明したスタータイプの特性を活かすのも、流れ(フロー)しだいだと。アイデアをいかに有効に広げて、最後の的をいかに作りだし大きな流れ、ストーリーをいかに作るかが、大きなポイントではないかと。即興音楽においては特に、終わり方がとても重要なであると感じてます。終わり方が劇的であればあるほど、大きな反応が得られたという経験は多いのではないでしょうか。そこに何が伝えたかったのかが集約されているようにも思えます。様々なタイプの違うストーリーが途中で沢山あり、時に曲がりくねったり、起動修正しながらも最後に劇的なクライマックスを迎えれる事ができれば大きな達成感が得られ、またそれがお客さんにも伝わるのだと信じてます。
全く違うタイプとの組み合わせでも、どんな状況でもその流れ(フロー)を作りだす、方法はあると考えます。あうんの呼吸で、何も言わずとも流れが作りだせれば問題ないですが、それが困難だと感じた際に、これが重要ではないかと、それは、、、、、、

なぜ(Why) の共有です。なぜ、何の為にその場で一緒に音をだしているのかのイメージ共有です。コンセプトのイメージ共有とも言えます。

富士山の頂点に昇るという目的があったとした際に、何処から、どのようにして向かうかはそれぞれの好きな道筋で、頂点に向かえばよいと、そして途中で連絡を取り合って、有効な情報を共有して全員が山頂に辿り付ければ一人で向かった時よりも早くそして、大きな達成感が得られるのではと考えます。自分の好きな道なのでその道程も楽しめますし、自分のペースで進めて、自由に休憩もとれます。他の人のペースに合わせる事なく無理しないでよいので楽ですよね。またリレー式で向かうというイメージもあると思います。1合目、3合目、5合目、8合目、頂点とそれぞれの地点でリレーしていくという感じですね。登り方は無限にありますし、天気、状況に応じて臨機応変に道を変えていく必要もでてくるでしょう。その臨機応変の幅を広げていく所に即興の醍醐味と底力があるのではないでしょうか。答えも可能性も無限にあります。そして色んな山も無限に作れますし、登れます。なぜなら同じ瞬間、状況、状態は二度とやってこないからね。一つの答えだけを求めるのは、雲を掴むようなもので、掴んだと思った瞬間に無くなってます。常に変化してますから。その変化を楽しめれば、即興は永遠に楽しめると思ってます。

根底にあるのは競争するのではなく、協力していきましょうという考えですね。

Comments (0) |1:37 AM |
 

インプロ思考法その7(チームリーダーについて)


「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

さて本日はスタータイプについて書いていきますが、その前に、フォーカスについて書きたいと思います。ミュージシャンにとって何にフォーカスするかがもっとも重要かつ難しい事ではないかと思ってます。「この人はこれだ!」という自他ともに認める確固としたスタイルを築きあげた時が、もっとも魅力を発 揮できる状態であると感じております。フォーカスする際に、どういった強みと弱みがあるのかが、分かれば大きな手助けとなりますよね。その指標の一つとし て、この8つのタイプ分けを有効に活用してもらえればと思っております。好きで得意な事だけしていられたら、自分も周りも双方楽しめまると思ってます。

もう一度8つのタイプを書きますね。

メカニック     クリエイター       スター

分析                   チーム

コツコツ蓄積     タイミング   組み合わせ

4つに分けると

        直感
        ひらめき短期行動

内向的              外向的
一人で考える           人の意見を聞く

        五感 
        タイミング待ち

では本題のスタータイプの特徴です。

スター
「独自のアイデンティティー(存在価値)を確立する」

創造力があり、外向的。まわりの人たちの反応からヒントを得る。自分が目立てば目立つほど、より多くのものを引き寄せる。他の人が生み出し、他の 人が大きくしたアイデアを、独自の形に変え、アテンジを施すことでスタイルを築くことができる。

スターの強み
存在感がある、エネルギッシュで元気がよい、精力的、視覚イメージを優先、他人のアイデアを発展させることが得意、決断力がある、作業が早い、ど んな人とでも接点を持てる、難しい状況でも、即興でその場をしのぐことができる、注目に答える事ができる

スターの弱み
高圧的になることがある、論争の的となる、パーソナリティーの力を使って行動する手離すことが苦手、パフォーマンスよりもイメージを大事にする  人の話になかなか耳を傾けない、消費を好む、近道を好む

有名人ではマイケル・ジャクソン、矢沢永吉、忌野清志郎、灰野敬二、オバマ大統領、アーノルド・シュワルツェネッガーなどがスタータイプ。

灰野敬二さんは黒ずくめの衣装にロングヘアー、黒いサングラスにおかっぱヘアーという強烈なインパクト、印象を与えており、そのスタイルを貫いてますよね。普段プ ライベートで人にあう際も、自宅でさえも灰野さんファッションでいると伺っています。そのポリシーの貫き方の徹底の仕方は常人ではないです。ステージではほ とんど喋らず、演奏する際は身ぶり、手ぶりも激しく、音以外にも視覚的なイメージも重視していると思われます。他の人からどうようにみえているかを常に意識しているとも言え るでしょう。ステージに居るだけで圧倒的な存在感があり、その場を独自の空気に変えるエネルギーがあるのもスターの特徴の表れであるでしょう。韓国在住の佐藤行衛さんも日本にはあまりいないタイプの スター性を備えた即興奏家ではないかと思っております。彼がメンバーに入ると明るく、楽しい雰囲気になります。スタータイプ特有のサービス精神の表れではないでしょうか。そして灰野敬二さんとは全く違うタイプのアプローチで、人に与える印象も全く違います。好対照とも言えるではないでしょうか。スタータイプはエネルギーがあまりにも強いので、1対1での対話では、人によっては受け止めが たく、長時間の対話や毎日付き合うには苦痛を感じる人もいるかもしれません。それほどパワフルという事だという事ですね。スターにとってはステージで有り余ったエネルギーを大勢の方々に分け与えている時 が、もっとも魅力的な瞬間であると思います。

即興演奏においては、誰と演奏するが大きな鍵で、その魅力が引き立つかが、決まる要因であるように思えます。スタータイプの魅力を引き出すアイデア を創出できる人、スターと共演者のバランスをプロデュースできる人、スタータイプのイメージ崩さずにそれ生かした上で更に膨らませて、面白くできる人との 組み合わせの時に、最大の効果がでるのではないでしょうか。

個人的な観点ですが、ステージ上にはスターは二人はいらないと思ってます。もし二人いたとしたら、共演者がどちらのスターを引き立てればよいかが、迷ってしまいエネル ギーが分散し、音の流れが停滞した状態になるからです。同じキャラクターのスターはいないですし、例えいたとしても同じステージに立つ意義はないですから。スターは 常にステージ上でフロントにたって先導している時が、魅力を最大限にだせる瞬間であると感じます。 サイドメンとしての位置では見ている人も本人も物足りなさを感じるのではと思っています。

スタータイプは8つのタイプで一番目立ちますし、圧倒的な存在感があるのでイメージしやすいのではないでしょうか。

さて明日はチームタイプについて触れます。

Comments (0) |1:37 AM |
 

インプロ思考法その7(チームリーダーについて)


「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

驚異のアクセス数が続いております。ありがとうござます。さて昨日はクリエイタータイプの特徴について触れました。今日はスターの特性について触れる予定でしたが、またまた予定を変更して、昨日の補足をしたいと思います。予定はどんどん変わっていきます(クリエイタータイプの特徴の一つです)クリエイターはアイデアをだすのが得意で、それを直ぐに実践したい願望が強い方々ですね。

そこでクリエイターにもっとも適していると思えるアイデア発想法の一つを書いていきますね。私もできるだけ、この思考法でアイデアをだしてます。それは「現状を無視する」という思考です。全てのタイプの方にとって腑に落ちる思考ではないと思いますが、クリエイタータイプにとっては強力な思考法になると思ってます。地に足をつけて現状に添って、時間をかけてじっくり築きあげるタイプのコツコツ派や現状分析が得意なタイミング派、組み合わせ派の方には抵抗を感じる考えかもしれません。どちらかというと地から足をはずして、雲の上で考えるようなイメージでしょうか。

何かアイデアを発想する際にまず現状を無視します。環境、状況、人脈、金銭的な面、現状のスキルや技術のレベル、過去の経験や実績、現在の実力はまず置いておいて、何の制約もないとしたら何がしたいのか、何でもできるとしたら何をしたいかを想像します。やり方が全く分からない、どういった順番でやればよいかも想像できないという事をむしろ積極的に想像するのが良いと思います。なぜなら過去の延長線上で発想できる範囲は非常に狭く、実現はしやすいのですが、次への展開も拡大する幅も狭く、それを成し遂げる為の方法を考えるのも楽ですが、短期的な成果しかでない事が多いのではないでしょうか。周りの方々も想像できる範囲でしかないのでそのアイデアの魅力、価値もそれほど高いものは打ち出せないでしょう。一方、現状を無視して考えていくと、これまでの過去の経験や、実績の枠を越えた新しい価値観、魅力を打ち出す事ができるのではと思います。横軸が時間、縦軸が魅力、価値、成果の大きさとするとこんなイメージでしょうか。

魅力、価値、成果           現状を無視した時のアイデア



現状の延長線上で
考えれる範囲のアイデア


現状—————————————————————————–未来


アイデア発想の為の質問

・必ず実現するとしたら何をしますか?
・能力に限界がないとしたら、何をしますか?
・それが達成されたらどんな気持ちになりますか?

クリエイターはこの現状の延長線上の狭い範囲ではなく実現が難しい遠くの発想を打ち出している時がもっとも力を発揮し、大きな影響力を与える事ができると考えてます。現状を無視したアイデアをまず想像してそこから逆算していって、最後に今、具体的に何ができるかというのを考えて実行に移すという順番で考えていくのがクリエイターにあった発想ではないかと思います。なぜなら現状の分析がそんなに得意ではなく、勘違いしている事も多いからです。現状分析の得意なタイプでそれが好きなタイプの方は沢山あります。いろんなデータや資料を集め分析し、世間や時代の流れを知っていて、それが注目を集められる絶好のタイミングを知っている人もいます。現状で何をするのがもっともよい結果をだせるかを知っている人がいますので、具体策は他の方に任すというのもよい方法だと思います。何かアイデアさえあればそれを具体化し完成系にするのが得意な方という方もいます。そのような方にお願いするのもよいのではないでしょうか。

即興演奏に置き換えると、現状の音の流れがとは、まったく別の音の流れの提示をしていくやり方です。こんな音を出してしまったら、この後、どうなるか想像できないというような突拍子もない音、意表をつく音を積極的に打ち出すのもよいのではないでしょうか。新しい方向性の音を、現状の流れの束縛から外れた別のアイデアで打ち出すのが、クリエイタータイプの威力を発揮させる手法であると言えるのではないでしょうか。

具体的には

・直感的に思いついたアイデアを、スピード感よく、反射的にだす。
・その音をだした後の音の流れを考えずとにかく出す。結果を恐れずに出す
・その音をだした後の共演者の反応を考えないでだす。
・他の共演者と全く別の流れ、切り口、アイデアの音をだす

などなど、イメージ的にはこんな感じです。

影響力、魅力、面白さ、インパクト    現状を無視した時の音のアイデア


現状の延長線上で
考えれる音のアイデア

現状—————————————————————————–未来

さて明日はスタータイプにして触れます(多分)

Comments (0) |1:37 AM |

BLOG

カレンダー

2024年5月
« 8月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

最近のコメント