ソーシャルの時代に重要な事
2011/02/28
昨日東京ミッドタウンで行われたFacebook活用の大会議に参加して感じた事を書きます。
豪華パネラーは以下でした。
神田敏晶さん
ビデオジャーナリスト、ソーシャルメディアコンサルタント、2007年参議院選挙にも出馬経験有。
松宮義仁さん
「日本人のためのFacebook入門」の著者。この本は12万部を越えてます。
マーケティングコンサルタント。
横田奈津子さん
個人運営で日本一のファン数をもつFacebookページNatural ageingを主宰。
笠井直人さん
横田奈津子さんのFacebookページのプロデューサー
市村よしのりさん
ITコンサルタント、日本、シンガポールの複数会社の代表取締役
奥本芳啓さん
IT研修講師、セミナー作家
細かい内容はあまり触れる事はできないですが、要点を書くと
今は、これまでのWEB、E-mailの時代からはソーシャルへと大きな時代の変化
を迎えている。それもインターネットが普及しはじめた頃と同じような
劇的な変化の真っただ中に今ある。これまでの検索で大量の情報を一方的に与えるという
流れから、実際に経験をした生の情報により信頼を置いており、特に自分が
知っている友人の情報により信頼を置いている。情報の共有、シェアの時代へ
移行とも言える。ソーシャルはリアルを補完して交流を深める場である。
私は、これからの大量情報化の社会にとって、個々にとって有益な
情報をフィルタリングするシステムが価値を持ってくるのだと強く感じております。
欲しい情報を、欲しい時に、欲しい人に与える。そして自らも主体的に何を
得たいのかを明確にして、様々なツールを自分の目的に応じてカスタマイズして
いく事が重要ではないかと。便利になってどのような情報も、大量に得る事はで
きるけれども、情報はあくまである目的があって、それを遂行する手段で、答え
をそこに求める事はできないのではないかと思います。
Facebookは、自分の欲しい情報をフィルタリングして提供してくれ、
自分の価値観に共感できる人との繋がりを深める事がもっとも素晴らしい点だと思ってます。
世界で6億人ものユーザーから支持されている大きな要因がここにあると思ってます。
Facebookは なぜやるのかを明確にし、主体性をもって使うことが重要だと改めて感じた次第です。
会議の後に市村よしのりさんの豪華な自宅での懇親会がありましたが、そこでも
ソーシャルメディア時代はもう、可視化されているので、今迄のような広告で
煽るとか一方的に奪う手法では反応しなくなっているという事が度々言われて
おりました。強く同感します。要は技術の進化に従って、過度になりすぎた点を
修正する為に、精神的には1世代前の口コミという事に原点回帰して、それが
新しいテクノロジーの形として、今の時代に反映しているという事なのではないでしょうか。
神田敏晶さんのソーシャル社会を俯瞰して捉えた鋭い視点に目から鱗が落ちました。