臼井康浩 最新ブログ

 

ライブスケジュール


7/22(木)名古屋なんや tel:052-762-9289
      open18:00 start 19:30 2500円+ order
      http://www.nanyagokiso.com/
      OKIDOKI:多田葉子(sax,etc) 臼井康浩(g) 関島岳郎(tuba,etc)

8/16(火)入谷なってるハウス tel:03-3847-2113
       19:30 open 20:00 start 2000円
      http://members.jcom.home.ne.jp/knuttelhouse/
      OKIDOKI:多田葉子(sax,etc) 臼井康浩(g) 関島岳郎(tuba,etc)

8/18(木)名古屋Tokuzo tel:052-733-3709
      open 18:00 start 19:00 前売り2,300円 当日2,500円
     http://www.tokuzo.com
     ユーグ・ヴァンソン(cello) from フランス
     大島祐子(drums) from フランス 高岡大祐(tuba)
      臼井康浩(g) 渓(g) 小埜涼子(a.sax)
      小野浩樹(エレクトロニクス)
     村上等Trio[村上等(ds) 明谷尚史(g) ビーティ ロバート(bass)]

8/23(月)名古屋K.D.Japon tel:052-251-0324
      open 18:30 start 19:00 予約¥2,300 当日¥2500 + order
      http://www2.odn.ne.jp/kdjapon/
      Dave Scanlon (g) Nonoko Yoshida(as)
      臼井康浩(g) Unit

9/1(水)名古屋なんや tel:052-762-9289
      open18:00 start 19:30 2300円+ order
      http://www.nanyagokiso.com/
      Joel Grip(bass) from スウェーデン
      臼井康浩(g) 長坂均(tp) 小埜涼子(a.sax)

9/7(火) 名古屋Tokuzo tel:052-733-3709
     open 18:30 start 19:30 前売り3,500円 当日4,000円
     http://www.tokuzo.com
     D.U.B[梅津和時(sax)片山広明(sax)早川岳晴(b)菊池隆(ds)]
     ゲスト:臼井康浩(g)

9/14(火)大阪common cafe
      open19:00 start19:30
      http://www.talkin-about.com/cafe/map.html
      PRAED +臼井康浩

9/16(木) 名古屋Tokuzo tel:052-733-3709
      open 18:00 start 19:00
      http://www.tokuzo.com
      PRAED +臼井康浩

9/18(土)名古屋cafe pawrl tel:052-262-3629  
     open 18:00 srat 19:00 2,300円 + order 
     http://www.parlwr.net/ 
     「Guitar Solo&Duo」
      Antoine Berthiaume(g) fromカナダ & 臼井康浩 (g)


9/29(水) 名古屋なんや tel:052-762-9289
     open18:00 start 19:30 2,500円 + order
     http://www.nanyagokiso.com/
     大熊ワタル(cla.etc)   臼井康浩(g)

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インプロ思考法その13(メカニックタイプについて)

「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜


このような連載をするきっかけは、ここ数年よくライブの時に、即興演奏はどうやってやればよいのですか? どんな練習してますか?演奏中何を考えてますか?どうやって終わるのですか?などの質問を受ける事が多くなってきていて、何かそれに対して役立つような答えを発言する必要性がでてきたからです。
即興演奏に対して興味をもっている方が増えていると思います。ただ何をどうやってすればよいか分からない、やってはみたがこれでいいのかどうか判断できない、面白みがよく分からない等々の理由で、楽しめない方も多いのではないでしょうか。

即興はどうやってやればいいですか?私はいつもこう答えてました。

「何でもよい」更に付け加えて

「自分らしさがでていれば、何でもよい」

と答えてました。端的に言うとこれだけだと最初から思っていて今日にいたってます。

人々は何故、音楽を必要としているのでしょうか?

「感情を変えるエネルギーがある」からだと思ってます。

楽しい気持ちになりたい、ワクワクしたい、落ち着いた気持ちになりたい、安らぎを感じたい、怒りを発散させたい、自由を感じたい、躍動感を感じたい、希望を感じたい、勇気を感じたいなどなど。

突き詰める所は、音楽によって何らかの感情を変えたいという願望があるから、音楽を必要としているのではないでしょうか。

では感情を変えるにはどうすればよいですか?

その人のその人らしさが、最大限にでている時に、心を動かす何かを感じるのではないでしょうか。技術や経験、実績なども必要かもしれませんが、それは表面にでてくる上澄みであって、その土台となっているその人の良さに何らかを感じているのではないでしょうか。

だから、

「何でもよい」
「自分らしさがでていれば、何でもよい」

と思ってます。そして、その自分らしさをより明確にするのに有効な一つの考え方が、これまで述べてきたタイプ分けではないかと思ってます。

さて本日は8つめのタイプメカニックについて書いていきます。

メカニック

「よりよいシステムを編み出す」

根気があり、何かを作るときには、できるだけ長持ちするように作ります。完璧主義者のため、常に自分のシステムの改善すべき点を探し、さらに洗練させようとします。そのため、効率化に専念することで強よみを発揮する。

メカニックの強み
創造力に富む、完璧主義者、細かいところに気を配る、物事をうまく完成させる、すばやく手直しができる、システムの中の効率の悪い部分を見つけられる
単純化して複製する

メカニックの弱み
打ち解けず、人と距離を置く、コミュニケーションの取り方を誤り、摩擦を起こすことがある
組織立っていて、融通が利かないことが多い、小さなことにばかり目が向いて、全体の変化を見過ごすことがある、完璧にすることにこだわり、変更をすんなり受け入れないことがある

吉田達也さんは、その卓越したメカニカルなドラミングで、世界中で活躍されている方です。現代音楽、プログレ、アバンギャルドの美味しい所をセンスよく組み合わせて、確固たるスタイルを築いております。言い方を変えれば、これまでに存在している音楽である現代音楽、プログレ、アバンギャルドの良い所を抽出し、自らのセンスで改善し、新しい吉田達也システムを構築していると言えるのではないでしょうか。アプローチとしては少ない音で、タイミングを重視したグルーブをつくるというより、壮絶な音数とメカニカルなフレーズで圧倒していくというスタイルで、存在感をだしていると言えると思います。

コンピューターを駆使して、ライブレコーディングをし直ぐにミックスできるような状況を整えていたり、スタジオレコーディングスタイルも各個人がそれぞれスタジオで録音したものをデータでやり取りして、完成させるなど非常に効率的な手法をとっていたりします。システム改善や効率を優先している事が伺われます。メカニカルなアプローチですよね。焦点をあてている所には、極限まで細かくこだわり、それ以外の所は結構ざっくりといった印象も受けております。完璧主義でありがら、けっこう大雑把な面もあるという二面性を持ち合わせているのではないでしょか。
このようなメカニカルなアプローチを好んで追求できる才能がもっとも優れているのが、このメカニックというタイプではないかと思います。即興演奏においては、音数とメカニカルなアプローチを生かして奇数分解的な効果をだしたり、音のアイデアをより具体的かつ、システマティックに構築していく才能を持ち合わせているのではないかと感じてます。イメージ、雰囲気を重視するというよりはどちらかというと数字的なアプローチを好むという印象があります。

さてこれまで8つのそれぞれのタイプの特徴を書いてきましたが、自分のスタイルを構築する何らかの手立てになっていれば幸いです。

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インプロ思考法その12(分析タイプについて)

「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

この連載始めてから色んな方から、メールで感想いただいたり、会った時にコメントもらったりしております。これまでほとんど自分の音楽に対する考えを語らなかったので、これを機会に自分の経験を通じて得たものは出来る限り、アウトプットしていこうかと思ってます。

さて本題に入る前に即興演奏においては経験は関係ないという事について触れていきたいと思います。実は、即興演奏のみならず、全ジャンルにも同じ事が言えると思ってます。演奏経験はあった方が良いと思われている方が多いかもしれません。確かに、演奏経験が多い方が、技術的にも上達し、演奏のバリエーションもあり、様々な場面での対応力もあるとは思います。ただ、経験を積んだ事によって見えなくなっている盲点も確かに存在していると思います。

例えば、自分の10年前、15年前の演奏の音源、動画を聴いたり、見たりした時に、今ではもっとよく出来る面も多々気付くかもしれません。その一方で今ではその頃やっていた事ができなくなっている面、今では絶対にやれなくなっている面に気付く事もあるのではないでしょうか。凄い勢いだったり、知らないが故にやっていた無謀とも言える仕掛けであったり、突拍子もないアイデアであったり、何らかはあると思います。そしてそれが、実に面白い効果を出してたという事もあるのではないでしょうか。それが経験を積んだからこそ、見えなくなった盲点であると思います。経験を積めばそれだけ蓄積された既存の体験を掛け合わせる事で、より多くのバリエーションは作れるでしょう。

その反面として、即興はこんな感じというイメージの枠組みや、バリエーションによるパターンの分析などしていまう事もあります。だとしたら、経験のない人や少ない人が、その盲点をつき、新鮮な刺激を与えて、面白い場面をつくれる可能性も大きいと、これまでの経験からでも実感しております。確かに場数を踏んだ人との演奏はある意味安心できます。経験が少ない人との共演は時には混乱を招きます。これまでの過去の延長線上では理解できないアプローチしてきますからね。その混乱という状態に実は新しい突破口があり、即興の幅を広げるチャンスが秘められているのではないかと考えてます。必ず他の人が見えていない盲点を自分は持っているという思考があれば、自信をもって今やれる事に集中できるのはないでしょうか。

そして、それが思い切った演奏である時に、その盲点が演奏を活性化させる起爆剤となると思ってます。自信なく、存在感のないアプローチでは有機的な音の交わりは期待できません。だから、今できる事に集中して思い切って音をだすというのが重要ではないかと考えてます。経験の少ない人の見えていない盲点は、経験の多い人が広げてくれますし、経験の多い人の見えなくなった盲点を経験の少ない人が、つく事もできます。若い時にしかできない演奏、経験を積んだからこそできる演奏、どちらも価値はあり、優劣も上下もないと考えます。それが即興の醍醐味であると思います。今持っている自分の能力を自信を持って出し切れば良いのだと考えてます。自分の潜在能力を引き上げてくれるのは、自分ではなく他人であるという場合もあると思ってます。なぜなら、必ず人には思考の盲点があるからです。自分の不得意は他のタイプの人のレバレッジになる可能性も非常に大きいと考えます。

さて本日は7つめのタイプとして分析タイプについて書いていきます。

分析タイプ

「客観的に分析する」

ものごとの細部が大好きで、数字に強く、客観的に分析をし整理整頓しようとする。

分析タイプの強み
支配する、用心深い、整理整頓されている、きめ細かい、あらゆる状況を分析するまわりの人たちが気づかないような「差」を見抜くことができる
すべての基盤が整うまで気を抜かない、細かいことまでリストアップできる

分析タイプの弱み
人間関係よりも自分に与えられた任務に比重を置きすぎる、社交の場を苦手とする  
整理しすぎてしまうことがある、複雑なアイデアについては、うまく発表できないことがある、データに没頭することがある、全体像が見えないことがある、重要な集まりに参加しそこねることがある

大谷能生さんはミュージシャンとしての活動のみならず、評論家としても活躍しております。菊池成孔さんとのコンビを組んで、東大教養学部やアテネ・フランセ映画美学校で共に音楽の講義を担当し、その講義録を出版する他、著書、インタビューなど多数あります。自身主催の対談イベント『大谷能生のフランス革命』や音楽、文学に関するレクチャーも精力的に活動をしていて、近年では坂本龍一さんとの対談なども話題になりましたね。演奏も非常に思想的で、様々な考えがあって音を出しているような印象を受けております。演奏終了後のコメントも、私では全く気がつかないような細かな所もよく聴き分け、そしてよく覚えているように思います。分析能力をいかした、演奏スタイルをもっていると感じてます。

分析タイプの演奏者で多いのが、コンピューターを使用した演奏スタイルをしていると感じてます。あらかじめ、音に対する波形的な分析、数値的な視点は、他のタイプと差別化された特徴を持ち合わせていると考えてます。即興演奏の際も、瞬発力、スピード感よりは、一旦音を受けてその人なりの分析をした上で反応するというイメージを強くもっております。なので、コンピューターの方との即興演奏で場面展開のスピード感を求めた際に少し、違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。ソロ名義での活動される事が多く、グループで演奏する際も、あまり全面にでてくるというよりは、バックに潜みながら実は、重要なポイントを押さえ、音全体をコントロールしていたりする事も多いのではないでしょうか。

Comments (0) |4:38 PM |
 

インプロ思考法その11(コツコツ蓄積タイプについて)

この連載始めてからアクセスがとても多く、会う人からもいろんな反響をいただいており、嬉しい限りです。そして先日おこなったトークのリクエストもいただいているのでまたバージョンアップした形で企画してみようかと思ってます。

苦手だなと思っている事、または練習不足で技術がともなわないままの演奏している時って、余裕もなく、集中力も散漫でぎこちなく、楽しくもないですよね。得意な事に集中しているとリラックスして、余裕をもっていられ、自然と周りの音も聴こえてきて、演奏するのも楽でいられるという経験ありませんか?肉体的にリラックスしながら精神的に集中しているフローな状態が、一番パフォーマンスの高くだせるというのはよく言われてます。そのような状態でいられるのはやはり、自分のスタイルにあった方向で演奏しているからだと思います。そして、それはちょっと思考を変えるだけで、一瞬にしてその状態をつくる事ができるのではないかと思ってます。

本日は、6つ目のタイプとしてコツコツ蓄積タイプについて書いていきます。

コツコツ蓄積タイプ(アキュムレーター)

「じっくりコツコツ長い時間をかけて自分のスタイルを築き上げる」

ゆっくり時間をかけて何かを蓄積していくのことを望んでいます。またリスクを嫌い、ものごとをシンプルに保つのを好む。得意分野を確立し、内在する能力を見極めることで、「魅力」を生み出します。

コツコツ蓄積タイプの強み

信頼できる、尊敬される、きわめて注意深い、時間通りに職務を遂行する
大げさな約束はめったにしない、チームに現実味をもたらす
うまくいかなくなりそうな部分に目がいく、計画を実行に移すのを得意とする

コツコツ蓄積タイプの弱み

何事も先延ばしにすることが多い、細かいことに気をとられる、共演する前に、人一倍共演者のデータを必要とする、なかなか加速できないことがある、楽観的になるよりは悲観的になるよく、ガラクタ集めで終わることがある、混乱状態になると逃げ出す。

韓国の即興演奏のパイオニアであり孤高のサックスプレイヤーである姜泰煥(カン・テーファン)さんは循環呼吸を駆使した即興演奏スタイルを確立して、どのような状況でもそのスタンスを崩さずに貫いております。常に鍛錬し、練習を怠らず、自分に対して非常に厳しくされていると伺っております。その長年に渡って築き上げたスタイルは、深みがあり、崇高さを感じます。一生かけてもたどり着けない遥か彼方にある高い目標に向かって日夜、厳しい修行を永遠に続けるといった印象を受けてます。
その徹底した姿勢が、聴いている人の心を動かしているのだと感じております。循環呼吸の可能性を極限まで追求し、そこに焦点を絞って、道を極めるのは誰もが出来る事ではないでしょう。卓越した職人とも言えるのではないでしょうか。日本人では山内桂さんもサーモサックスという独自の長い時間をかけて、除々に変化させてる手法を確立しております。このタイプの方は、相手がどのようなタイプであっても確固とした自分のスタイルを貫き通します。どのような組み合わせであっても一貫性を持った演奏をしています。複数人での演奏よりは、ソロ演奏でその魅力が引き立つ事が多いように思えます。複数人で演奏する際は、一貫性を効果的に生かした、アプローチを事前に考えておく事で有機的な交わりができると考えます。短いスパンでの、場面転換やスピード感のある音の流れを作るより、じっくり地に足をつけて長いスパンで音の流れを捉えているのが、このタイプの特徴であると思います。音に対する一貫した姿勢と長年の積み重ねてきた努力による尊敬の念をいだかせる存在です。野球で言えば王貞治さん、イチローさんもこのコツコツ蓄積タイプだと思います。

Comments (0) |11:56 AM |
 

インプロ思考法その10(タイミングタイプについて)

沢山のアクセスいつもありがとうございます。8つのタイプの内、4つの特徴を書いていきました。この4つだけでも全く焦点の捉え方が違い、そして、それぞれにあったやり方があるんだという事が伝わっていれば幸いです。タイプには優劣はなく上下関係もありません。自分の特性にあった方向性に集中すれば、どのタイプでもいい音の流れを作れ、他のタイプの方とも有機的な交わりもできると思ってます。

「即興はどうやってやるのですか?」という質問をよく受けます。最終的には「自分らしさがでていれば何でもよい」と長い間、答えてました。それは今でも変わらずそう思ってます。ただ、自分らしく演奏するにはどうすればよいのかという具体的なコメントができておりませんでした。今できる事で好きな事、得意な事で自然とできてしまう事をやればよいのではと言ってましたが、あまり上手く伝わったとは思えませんでした。

そこで自分の強み、弱み、他の人の強み、弱みをより具体的に整理して、実践に役立たてれる有効なツールの一つが、この8つのタイプ分けではないかと考えてます。自分らしく演奏する為のツールの一つであって、タイプを分ける事自体は目的ではありません。twitter、mixi、Ustream、iPhoneなどのツールも自分の目的にあった使い方をカスタマイズできて始めて有機的かつ有効な手段となると思います。ただ単に流行っているからといって、みんなが使っている方法でそのまま使っているだけでは、ツールに使われてしまって、時間も奪われ、自分の方向性も奪われてしまいます。ツールはあくまで目的を叶える為に手段で、ツールに使われてはいけないですよね。この8つのタイプ分けも是非、それぞれの方の有効なツールの一つとして活用していだければ幸いです。活用の仕方は様々で、応用の幅は限りなく広いと確信しております。そして8つのタイプ分けに縛られるのではなく、有効に活用するのがよいと思います。

自分のタイプが特定されたとします。時には違うタイプのアプローチもやってみたくなります。その時は一時的にそのタイプのアプローチ、プロセスを借りて、やってみるのも場合によってはよいのではないでしょうか。これまでの自分のアプローチでやるよりは、いい成果が得られるはずです。そして、期間を限定するとか、範囲を限定してやって、ある程度の成果がでたら、また自分の場所に戻るというのも時にはよいのではないでしょうか。どこに行ってもよいのですが、戻ってくる場所があれば安心ですよね。ルールに縛られるのではなく、自由に活用してもらえればと思ってます。

さて今日はタイミングタイプの特徴について書いていきますね。

タイミングタイプ(トレーダー)

「適切なタイミングで、効果的な音を打ち出し、存在感をあわらす」

五感的で、何かが起きたときにその出来事に反応します。そのため、長期的な展望よりも今この瞬間に焦点をあてる傾向がある。驚異的なタイミングのセンスを活かすことで強みを発揮します。

タイミングタイプの強み
五感的、精神的に安定している、観察眼が鋭い、洞察力がある、地に足がついている、忠誠心を持っている、一度に複数の仕事をこなせる、適正に音の動きがわかる 、核心をつく、他の人なら見落とすことまで見ていることが多い。

タイミングタイプの弱み
データにこだわりすぎることがある、仕事に埋もれてしまう、全体像を見失うことがある、すぐに自信をなくしやすい、ストレスや疑念を内に抱え込む、いったん立場を決めると、なかなか変えられない、未来を犠牲にして今の瞬間を楽しむことがある

私の尊敬するミュージシャンの一人である関島岳郎さんは、チューバ奏者、アレンジ、プロデュースと多方面で活躍されております。ミュージシャンの中でも、多方面での優れた才能と温厚な人柄で、熱い信頼を得ております。交流の幅も広く、フォークソング、沖縄民謡、ロック、アバンギャルド、東欧民族音楽、映画関係などなど縦横無尽に行き来し、楽器もチューバのみならず、トランペット、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、エレクトロニクスなどなどその場に応じて、楽器を変えバリエーション豊かな音を作っています。仕事の量は半端なく多く、午前中は作曲、午後はリハーサル、夕方からライブ、ライブ後にまたレコーディングといった事く、常に忙しいミュージシャンですね。フロントマンとしての活動はあまりなく、バンドメンバー、サポート、プロデュースの活動が多にも関わらず、非常に印象深い存在感を打ち出しております。
根底のパートをどっしりと支える演奏スタイルは、低音楽器であるチューバを演奏している以外でも、共通したアプローチではないかと思います。フレーズもシンプルなアプローチが多く、メカニカルなフレーズでテクニカルなラインを作るというよりは、タイミングを重視していると言えるでしょう。本人も単純なベースラインを吹いているのが好きだというのを聞いた事があります。関島さんがメンバーに入ると、全体的に落ち着いたまとまりでます。そして、安定しているので、上にのっかる人を自由にさせてくれます。また絶妙なタイミングで、場面展開をしたり、効果的な音を瞬発的に打ち出すセンスが抜群であると感じております。様々な音楽にも精通していて、鋭い観察力、洞察力でその音楽の美味しい要素を、絶妙なタイミングで組み合わせて、魅力的な世界を作る天才であると感じております。オークションで古い楽器で、掘り出し物の隠れた名器を探して買ったりするのも得意なのも、演奏スタイルと共通する何かがあると思います。まったくジャンルは違いますが、ドラムの沼澤尚さんもこのタイミングタイプのアプローチの天才であると思っております。様々な音楽への鋭い観察力、いろんなジャンルのリズムアプローチの洞察力の深さを生かしてタイミングよく、場面に応じたリズムアプローチを優れたセンスで巧みに変化させ、シンプルなリズムアプローチが多いながらも、躍動的なグルーブを作っていますよね。決してメカニカルなタイプではなく、タイミングを重視したタイプであると言えるのではないでしょうか。全く違うタイプのように見えますが、ベテランドラマーの村上ポンタ秀一さんも様々な音楽に精通していて、他の人なら見落とす細かなリズムアプローチを取り入れ、絶妙なタイミングと優れたバランス感覚を打ち出し、あらゆるジャンルで活躍され、そして高い評価を得ていますよね。印象的には非常に器用な方、オールマイティーに活躍されていて、とても忙しい方、バランス感覚、リズム感が良く、フロントというよりは、バンドメンバー、サポートの活動が多いという方がこのタイプの特徴ではないかと感じてます。

即興演奏においては、提示されたアイデアや素材に対してそのイメージを広げていったり、タイミングよく別のアイデアと組み合わせたりするのが瞬時にできて、場面展開を有機的に作るの能力に長けている方だと感じてます。アイデアが沢山でてくるクリエイタータイプとの組合わさると、アイデアを広げて、その広がった音に新しいアイデアを加えてまた別の音像を作るといった、有機的な流れ(フロー)ができると思います。非常に優れたバランス感覚をもっているのでスターを引き出しながらも、自分の存在感を打ち出す事もできるのではないでしょうか。

Comments (0) |6:35 PM |
 

インプロ思考法その9(アイデア発想法2)

私はアイデアと言えば、ゼロが100を作り出す事、全く新しい価値観を提供する事だと思っておりました。チームリーダー(サポーター)タイプで私が最初にこの連載の元となっている思考法であるウェルスダイナミクスを直接教えていただいた曲尾悟さんはアイデア=既存×既存という概念を強く主張してます。そして現存しているアイデアの多くが既存×既存で成り立っている事実を知りました。目の前にあるちょっとしたものも、見方を変え、何かと組み合わせる事により、新しい何かを作る事ができるのですね。

既にいいものはある、既に価値のあるものは世の中に沢山存在している。無限にあるとも言える。1日ひとつ新しい事を学んだら、365日で365倍になりますか?実は、まだまだ可能性があったのですね。ひとつひとつを組み合わせて、そのバリエーションを作っていけば365の365乗となって133,225通りになります。これは単に一つ一つを組み合わせるパターンなので、それを複数組み合わせる事もできますよね。そうすると無限に近い、アイデアが発想できる事になります。実は既にアイデアの元は至ると所にあるという事ですね。身の回りのちょっとした出来事の中にも、ヒントは溢れているんですね。意識さえ変えれば、アイデアの元はどのような状況でも、存在しているという事ですね。音楽的なアイデアを考える時も、音楽という枠に捕らわれていると盲点ができてしまうので、そのメンタルブロックを外せば、様々な事柄が自由な発想の元として捉える事ができると思います。焦点を変えたり、別のものと組み合わせたりすれば、新しいアイデアはいくらでも生まれるのですね。それを自然とできるのが、チームリーダー(サポーター)タイプ、組み合わせタイプ(ディールメーカー)、スタータイプだと考えてます。後に詳しく説明するメカニックもこの思考法を得意とするのでは思ってます。もちろん他のタイプの方にも強力な思考法だと思います。

よく音楽業界で言われている会話に「もう大体の音楽的なアイデアはやり尽くされているから、強烈なインパクトを与える新し事を生むのは難しい」と。そうでしょうか?「現状を無視する」と「既存×既存」を組み合わせるとより、一層アイデアの幅は広がるのではと思っております。

Comments (0) |6:33 PM |
 

インプロ思考法その8(組み合わせタイプについて)

「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜


本日は前置きなしで、本題の組み合わせタイプについて書き進めます。その変わりに後書きが長いです。

組み合わせタイプ(ディールメーカー)

「適切なタイミングで、ミュージシャン同士をつなげる」

人との対話を通して、人に影響を及ぼし、友好な人間関係を築く能力を生まれながらに備えている。各ミュージシャンの良さを固定概念に捕らわれずに、自由な発想でみつける事が得意。本人も気づかない隠れている天才性をみつけ、それをまた別のミュージシャンの良さに独自のセンスで組み合わせる事によって、様々な面白い音のバリーエションをつくりだす事ができる。更にタイミングのセンスもあるので、効果的な時期を見極めてインパクトのある音、イベント、バンドを作りだせる。

組み合わせタイプの強み
社交的、面白い、親しみやすい、茶目っ気がある、常に人とつながりを持っているすばやくアイデアとチャンスを見つける、先鋭部隊。会話を通じてアイデアを生み出す。大胆な発想、大きな賭けができる。リスクを負う事を厭わない。

組み合わせタイプの弱み
ネットワークの価値に左右される、人を過剰に喜ばせる、ポリシーがない
図に乗る、道から外れやすい

一楽儀光さんは「ドラびでお」としての活動で、ドラムと映像のリンクを駆使し、禁じ手とも言われる衝撃的な映像素材との組み合わせで、存在感を表し世界中で活躍されています。山口県在住ながら、幅広い人脈で、国内外の優れたオーガナイザーと密接な繋がりをもっていて日本各地に留まらず、海外でも大活躍されております。その結果、面白い組み合わせのフェスティバル、イベントにも、数多く参加していて、そこに来たお客さんをもまた新しいファンとして取り込み、着実に人気を集めてますよね。自らイベント企画する際も、お客さんの盲点をついたインパクトのある人との組み合わせ、ジャンルの組み合わせを打ち出してます。バンドを組む際も、王道ではないセッティングをしていますね。今やっている、灰野敬二さんとナスノミツルさんど一楽さんの3人によるブルースバンドがありますが、先ず灰野敬二さんをメンバーとして、誘えるという関係性をもっている人は音楽業界では、そんなには多くいないと思います。そして、そのメンバーでブルースバンドをやってしまうという発想の自由さ、奇抜さは固定概念の盲点をついていると言えるのではないでしょうか。また「ドラびでお」の確立したブランドに様々な共演者を加えて、バリーエーションを増やし、新鮮さを打ち出している。灰野敬二さんとドラびでおさんのDuoもありますが。通常のイメージですと、相容れないキャラクター同士のDuoだと思われるのではないでしょうか。それを成り立たせてしまう所にその凄さがあると思います。いろんな濃いキャラクターの人脈を作れる懐の深さと、リスクを追う事を恐れずに新しい組み合わせに挑戦するチャレンジ精神、センスの良さが、支持を得ている所以ではないでしょうか。

ライブにいかれた方ならお分かりかと思いますが、著作権上、メージャーレーベルで大量生産できない作品ばかりです。その為にライブ会場限定で発売していて、逆に希少性があるので、ライブに来たお客さんはもの凄い確立でその作品を購入します。動員数に対しての物販購入率はすば抜いているのでないでしょうか。

チームリーダータイプと共通する面も多いのですが、大きな違いは、その活動の焦点を、固定したチームを統率する事を通じて、長期に渡り、活動の幅を広げていくか、流動的に様々な組み合わせを作る事に重きを置くかだと考えております。チームリーダータイプほどのリーダーシップがなくても多くの人との関わりの中で、十分に価値ある場を作り出せるのが、組み合わせタイプの強みだと思います。

即興演奏においては、メンバーの組み合わせによるバリエーションで特徴をだすというのを得意としているのではないかと、。各ミュージシャンのよい面をよく理解しているので、それを生かすには、どういった組み合わせ、バリエーションで音を交じらせればよいかが分かっている。なので、大人数での即興セッションを統率したり役割分担したり、流れをつくったりするのが得意である。松本健一さんはこのあたりの天才だと感じております。新・即興の日という開かれたセッションの場を長年提供して、ミュージシャン同士が自由に繋がる機会を作ってます。人望と、組み合わせの才能を生かしている結果ではないでしょうか。松本健一さんご存知の方は、その開かれた人脈と演奏の自由さを感じているのではないでしょうか。そこに大きな魅力があるのでは思っております。他のタイプもこのような場を作ることもできるのですが、特定のタイプしか受け入れられなかったり、ある手法のみを拠り所とする狭い集まりになってしまう事が多いのではと思います。
開かれた自由な空間を作る才能はこの組み合わせタイプがもっともあるのではないかと考えてます。

音楽シーンに置けるライブハウスというのは本来、この組み合わせタイプに位置している事によって、その存在意義と価値を生かせると思っております。本人の人脈では繋がらなかったミュージシャンの組み合わせや、ジャンルの組み合わせをライブハウスが率先して企画していったり、自由な発想で企画できる場の提供、その場自体に価値あるブランディング化されている事が、本来の役目だと思ってます。これから生き残っていけるライブハウスというのもこの組み合わせの思考をいかに打ち出し、その存在価値をだせるかが、重要なポイントだと考えてます。そうすれば自ずと、いい音楽がやってきます。

良く見受けられるシステム化されたフランチャイズ式の発想で、大量生産されているライブハウスは、新しいシステムがでてくると、一気にその存在価値を失うでしょう。集まってくる音楽も大量生産向けの短命な音楽しかやってきません。一時の流行にのっかている一瞬だけ楽しめればよいというお客さんが多く集まってくるので、定着しません。新しいお客さんの開拓は永遠に続きます。常に他のライブハウスと競争して、アメニティー競争、サービス競争になってお互いの首を絞めてしまうでしょう。なぜ音楽を通じて、その場を提供しているのかが、見えないライブハウス、理念の見えないライブハウスには、その存在価値を疑ってならない私です。関わっているミュージシャンに何を提供したいのか?来ていただけるお客さんに何を提供したいのか? 誰に何を提供したいのか?音楽を通じて何がしたいのか?が見えてこないライブハウスの存在があまりにも多過ぎると感じてます。音楽との関わりの本質を見失っているのではと疑問に思う事が多い私です。なので、大量生産システムにのっかたライブから、個々のライブハウスの価値を高める方向へのシフトの流れを作っていきたいと考えてます。。同じ場所に沢山集まってしまうから競争しないといけないくなると思うんですよね。お互いに違う小さい山を沢山つくって、その特徴を尊重しあえば、協力できるし、より大きな山脈という流れ(フロー)を作れて、ライブに来る人をがっちり囲める音楽シーンが作れるのではないかと考えております。競争するのではなく、協力していけば楽なのになぁと思うのですよね。

Comments (0) |4:08 PM |
 

インプロ思考法その7(チームリーダーについて)

「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

昨日に引き続き野球に例えた話しをしていきます。

野球の守備には各ポジションがあって適材適所に選手がおりますよね。様々な捉え方が有りますが、8つのタイプに分ける一つの例としてはこんな感じでしょうか。

ピッチャー(クリエイター、メカニック、スター)

キャッチャー (分析)

ファースト(チーム、組み合わせ)

セカンド、ショート、サード (タイミング)

外野手 (コツコツ蓄積)

ピッチャーがまずボールを投げて、ゲームをスタートさせます。内野手は打者から近いのでそのスピード感のあるボールを数多く受けて、タイミングよく、その状況に応じたポジションへとボールを投げます。ファーストは内野手、時には外野手からといろんな人からボールを受け取る役目が多いですね。外野手はロングヒットで長い時間かかって届いたボールをまた遠くの内野手に戻していきます。受け取るボールの数も内野手よりは少なく、考える時間にも余裕があります。走者や内野手の状況など全体を見渡し分析した上で、正しい所にボールを投げる事ができます。キャッチャーは頭脳派で、全体を分析、統率し、最終的に得点をがっちり守る重要な役目ですよね。感覚にたよって動物的な判断をしてるキャッチャーを知りません。やはり一貫性した分析力が必要であると思います。サードがミスしてもショートがボールをフォローする事ができますが、キャッチャーがボールを受け取れないミスをした時は、得点に大きな影響を与える可能性が高いですよね。顔も隠れているので意外と目立たなかったりしますが、誰もがその重要性を認識して、尊敬の念をもっているといる縁の下の力持ちという印象があります。それぞれに特化したグローブがあるように、各々に適したツールもあった方がよいですよね。

受け取ったボールは的確なポジションに受け取り易いように送った方がよいですよね。スピード感が必要な内野ゴロをわざわざ外野手にボールを送ってからファーストに投げるという事はしないですね。外野に飛んだボールは戻ってくるのも遅いです。早く受け取りたいのであれば、内野手が外野まで自ら動いけば、その時間は短縮できるでしょう。ボールを音に置き換えれば、即興演奏での音の流れをイメージしやすいと思います。即興演奏でもいろんな所に音は向かってきます。自然な流れ(フロ−)をつくればゲームを楽しむ事ができます。時々、誰もいない壁に向かって思いっきりボールを投げて、そのままの勢いで自分に戻ってきて、受け取れず流れが止まっていたり、あまりに壁が近すぎて、その勢いのあるボールで自分自身がケガしたりする事が起こっています。塁に誰もでていない時にサードへの内野ゴロがきたら、ショートへボールにはボールを送らないですよね。唐突すぎて受け取れないかもしれません。これが音の停滞しているイメージではないかと考えてます。受け取る準備をしているファーストに投げるのがよいですよね。みんながスムーズに動けるルールはあります。各々が得意なポジションで得意な事に徹していれば自然とそうなりますよね。遠投が苦手なのに外野手に成ろうとしたり、コントロールも悪くスピードも遅いのにピッチャーになろとしない事です。そして各野球チームにも特徴があるように、即興にもそれぞれの特徴は必ずでてくるはずです。流れにのってよい音のフローが作れるように心がけたいものです。

さて今日はチームリーダータイプについてです。

チームリーダー(サポーター)

「チームを率いて、魅力を生み出すのをサポートする」

社交的で忠誠心があり、自分が築いた「人間関係」と、自分が提供できる「エネルギー・熱意・時間」を周りの人に与え、天性のリーダーシップで魅力的なチームを作る。

チームリーダーの強み
人間関係を重視する、信頼関係を築く、リードすることができる
従うことができる、チーム作りを楽しむ、ネットワーク作りを楽しむ素晴らしい応援団長、人前にでるのも得意、よいチームに対しては忠誠心がきわめて強い

チームリーダーの弱み
数字や計算にまったく興味がない、バックオフィス(事務管理部門)に向かないブレやすい、おしゃべり好きである、よく方向性を変えるたくさんの人に意見を求めすぎる、常に変化を求める

不破大輔さんは、渋さ知らズオーケストラという大編成バンドのリーダーを長年やっております。ミュージシャン、舞踏ダンサー、美術家などなど、ジャンルを越えて、魅力的なメンツを独自のセンスで引き寄せるように集めて、巨大プロジェクトを進めている。大きな渋さ知らズという開かれた庭ような場をメンバー提供している。そこでは、それぞれの個性を生かして自由な発想で遊べる空間が多々あるので、伸び伸びと遊ぶ事ができのである。新しく入ったメンバーには、率先してソロを与えたり、多くの遊び場と楽しみとチャンスも与えてくれる。渋さという大家族の中で安心して遊ばせてもらえる場を作り、チーム力で圧倒的な存在感をだしている。個々のメンバーの魅力を引き出す天性の才能と周りに情熱と強いエネルギーを与えるパワーを持ち備えている。その結果、個人ではとうていなし得ない大きな成果を生み出す事ができる。

即興演奏においては、誰とやるかに重点を置き信頼関係のあるミュージシャンとある程度固定したユニットで活動する時にその魅力を発揮するのではと考えてます。個性と個性を上手く統率し一つの方向性を導き出して、進むべき道を示す才能があります。スタータイプの魅力も最大限に発揮できる場を作れるバランス感覚を持ち備えているので、安定したユニットで活動する事ができる。即興演奏でもバンド単位での活動に焦点をあてた方が威力を発揮するタイプもあれば、ソロでの活動の際にその魅力が引き立つタイプがあると思います。チームリーダーはその名のごとく、バンドでリーダー的な立場で活動を行った時が、エネルギーを最大限にだせるタイプであり、そこが居心地よい場でもある。逆に自分はリーダーなんだけど、リーダーとして人とのかかわり合いとか、関係性を整えたりする役目を果たすのが苦手なタイプの方は、チームリーダーを巻き込んでそれを補ってもらうというのがよいのではないでしょうか。クリエイタータイプがアイデアだけは提供し、それ以降の流れはチームリーダーに任せるというのも有効な手段だと感じてます。チームリーダータイプはリーダーとしての才能を発揮するだけでなく、サイドメンとして、リーダーを良さを引き出す才能も備えているのでプロデューサーとしても優れていると考えてます。

Comments (0) |1:37 AM |
 

インプロ思考法その6 (音の流れについて)

「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

毎日沢山のアクセスいただいております。ありがとうございます。さて本日はチームタイプについて、触れる予定したが、スタータイプの補足がどうしてもしたくなったので、それについて書きます。恐らく、各タイプの特徴を書いた翌日はその補足を書いていく事になると思います。

どのような音楽であっても、お互いが自分の強みを活かせるものを、どれだけもっているかを理解した上で、いかにいい音を作っていくかが、大きな鍵となってくると考えております。野球に例えると、(実は私は小学校から中学まで野球やってました)4番バッターの選手が何人もいるというチームはいないですよね。もしくは、一人で全部のポジションも役目を果たせる技量があるからと言って、ピッチャーだけでは、どうもがいても勝負にはならないですよね。やはり、1番バッターとして優れた選手、2番バッターとしての役目が合っている選手が、それぞれの役割を果たしてこそ、チーム力がついていきます。イチロー選手はホームランを打つよりヒットを打つ事にフォーカスしてますし、松井選手はホームランや長距離ヒットを打つ事にフォーカスして、それにあった筋力トレーニングをしておりますよね。それぞれのフォーカスにあった効果的な練習方法、スイング、タイミングの合わせ方などの法則があると言えます。イチロー選手の筋肉のつき方と松井選手のは明らかに違うでしょう。イチロー選手はむしろ筋肉を付けないようにしてますね、確か?

単独でホームランを打つよりは、1番が塁にでて、2番、3番が塁を進めたり、塁を詰めたりしてから4番がホームランを打った方が、より多くの点数が得られます。ストーリー性、流れもあって、同じ4点とるにしても単独ホームラン4本打つよりも、見ていてもワクワクするのではないでしょうか。観衆は4番にはホームランや長距離ヒットを期待して注目を集めてます。9番バッターにはそれを求めないですよね。期待している内容も違いますし、本人の達成したい事、チームが望んでいる事も違います。4番バッターにバンドをさせるよりも、他にバンドが得意な選手は沢山います。本人もバンドを命ぜられたら、例えチームの為とは言え、あまりにその頻度が多くなると、流石にモチベーション下がりますし、存在意義を感じられないと思うでしょう。長島茂雄さんは天才的な直感力、動物的な勘、派手なアクションとサービス精神などの生まれ持ったスターの特性を活かし人気を集めましたよね。そして今でもミスタージャイアンツ、ミスターベースボールと言われてます。日本の野球界の歴史に残る大スター選手です。コツコツ長期に渡った地道な努力と着実な実績の積み重ねで世界的な大記録を残した王貞治さんとは全く違ったタイプです。地に足のついた地道な活動、落ち着いた雰囲気、分析力の鋭さで多くの方の尊敬と信頼を集め、努力家の代名詞とも言われてますよね。その才能を発揮し監督としても大活躍されました。このお二人は全く違うタイプでありながら、現役時代は黄金のコンビとして、チームの要となって活躍しました。それぞれにあった輝き方がありますし、それぞれ違うから世界も広がるのだと確信しております。

4番バッターがホームランを打つ、長距離ヒットを打つ事に集中できるチームワークを作るのと同様に重要となる事があります。解説者が「試合の流れが変わってきましたね」というセリフをよく言っているように、この試合の流れが、非常に重要なポイントであると思います。ホームランって派手な印象ありますが、意外と試合の流れを変える力は弱いとも言われてます。私が野球やっている時に、この事を頻繁に監督がみんなに伝えているのが印象に深く残ってます。ホームランを打つよりもヒットを積み重ねて特点を積み上げいった方が、次の回までも続く流れを作る事ができるのでしょう。野球と言えば4番バッターとピチャーがスターや主役といったイメージがあると思います。ピッチャーと言っても、先発、リリーフ、押さえとまた役割がありますよね。先発の作った流れを、リリーフが引き継ぎ、確実に最後まで押さえがその役目を果たせばよいですよね。押さえは、先発に比べると少し地味な印象を受けるかもしれませんが、実は一番、結果に影響を与える重要な責任のある役目ですし、最後のクライマックスで大きな感動を与えられるのは、押さえの力量にかかっているとも言えます。どれだけ、先発が頑張っても、それを引き続くものが、その流れを崩してしまえば、よい結果は得れません。流れ(フロー)が重要だと。

映画や小説にも起承転結が、人の心を動かし、感動へと導くと言われます。伝えたい事だけを端的にまとめただけでは、人の感情に訴えるものは少ないですよね。最後に伝えたい事を、リアリティーをもって訴えれる為に、様々な展開、ストーリーがあり、大きな流れ(フロー)をつくってクライマックスを向かえますよね。それは感情をいかに揺るがすか、感情に大きな何かを訴える為には、ストーリー、流れ(フロー)が重要だという事ですよね。私もこの連載で伝えたいのは、非常にシンプルで、「元々自分の中に既にある個性を基盤として、個性が自然と好む方向にエネルギーを集中して費やせば、自ずとその人ら しい音がでるのではないか」ということなんです。それにリアリティーをもたせる為に様々な例えや説明をしているのですね。

(前置きが長過ぎか??? これって起承転結になってますか??????????さて次からが結論です)

音楽も同じだと考えてます。流れが重要だと。音の流れを作れているかどうかが、お互いの特性を活かしているかの指標と言えるますし、聴く人の感情を揺るがす影響を与えれ、感動に導いているかどうかの指標となっていると言えるのではないでしょうか。昨日説明したスタータイプの特性を活かすのも、流れ(フロー)しだいだと。アイデアをいかに有効に広げて、最後の的をいかに作りだし大きな流れ、ストーリーをいかに作るかが、大きなポイントではないかと。即興音楽においては特に、終わり方がとても重要なであると感じてます。終わり方が劇的であればあるほど、大きな反応が得られたという経験は多いのではないでしょうか。そこに何が伝えたかったのかが集約されているようにも思えます。様々なタイプの違うストーリーが途中で沢山あり、時に曲がりくねったり、起動修正しながらも最後に劇的なクライマックスを迎えれる事ができれば大きな達成感が得られ、またそれがお客さんにも伝わるのだと信じてます。
全く違うタイプとの組み合わせでも、どんな状況でもその流れ(フロー)を作りだす、方法はあると考えます。あうんの呼吸で、何も言わずとも流れが作りだせれば問題ないですが、それが困難だと感じた際に、これが重要ではないかと、それは、、、、、、

なぜ(Why) の共有です。なぜ、何の為にその場で一緒に音をだしているのかのイメージ共有です。コンセプトのイメージ共有とも言えます。

富士山の頂点に昇るという目的があったとした際に、何処から、どのようにして向かうかはそれぞれの好きな道筋で、頂点に向かえばよいと、そして途中で連絡を取り合って、有効な情報を共有して全員が山頂に辿り付ければ一人で向かった時よりも早くそして、大きな達成感が得られるのではと考えます。自分の好きな道なのでその道程も楽しめますし、自分のペースで進めて、自由に休憩もとれます。他の人のペースに合わせる事なく無理しないでよいので楽ですよね。またリレー式で向かうというイメージもあると思います。1合目、3合目、5合目、8合目、頂点とそれぞれの地点でリレーしていくという感じですね。登り方は無限にありますし、天気、状況に応じて臨機応変に道を変えていく必要もでてくるでしょう。その臨機応変の幅を広げていく所に即興の醍醐味と底力があるのではないでしょうか。答えも可能性も無限にあります。そして色んな山も無限に作れますし、登れます。なぜなら同じ瞬間、状況、状態は二度とやってこないからね。一つの答えだけを求めるのは、雲を掴むようなもので、掴んだと思った瞬間に無くなってます。常に変化してますから。その変化を楽しめれば、即興は永遠に楽しめると思ってます。

根底にあるのは競争するのではなく、協力していきましょうという考えですね。

Comments (0) |9:57 PM |
 

インプロ思考法その5(スタータイプについて)

「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜

さて本日はスタータイプについて書いていきますが、その前に、フォーカスについて書きたいと思います。ミュージシャンにとって何にフォーカスするかがもっとも重要かつ難しい事ではないかと思ってます。「この人はこれだ!」という自他ともに認める確固としたスタイルを築きあげた時が、もっとも魅力を発 揮できる状態であると感じております。フォーカスする際に、どういった強みと弱みがあるのかが、分かれば大きな手助けとなりますよね。その指標の一つとし て、この8つのタイプ分けを有効に活用してもらえればと思っております。好きで得意な事だけしていられたら、自分も周りも双方楽しめまると思ってます。

もう一度8つのタイプを書きますね。

メカニック     クリエイター       スター

分析                   チーム

コツコツ蓄積     タイミング   組み合わせ

4つに分けると

        直感
        ひらめき短期行動

内向的              外向的
一人で考える           人の意見を聞く

        五感 
        タイミング待ち

では本題のスタータイプの特徴です。

スター
「独自のアイデンティティー(存在価値)を確立する」

創造力があり、外向的。まわりの人たちの反応からヒントを得る。自分が目立てば目立つほど、より多くのものを引き寄せる。他の人が生み出し、他の 人が大きくしたアイデアを、独自の形に変え、アテンジを施すことでスタイルを築くことができる。

スターの強み
存在感がある、エネルギッシュで元気がよい、精力的、視覚イメージを優先、他人のアイデアを発展させることが得意、決断力がある、作業が早い、ど んな人とでも接点を持てる、難しい状況でも、即興でその場をしのぐことができる、注目に答える事ができる

スターの弱み
高圧的になることがある、論争の的となる、パーソナリティーの力を使って行動する手離すことが苦手、パフォーマンスよりもイメージを大事にする  人の話になかなか耳を傾けない、消費を好む、近道を好む

有名人ではマイケル・ジャクソン、矢沢永吉、忌野清志郎、灰野敬二、オバマ大統領、アーノルド・シュワルツェネッガーなどがスタータイプ。

灰野敬二さんは黒ずくめの衣装にロングヘアー、黒いサングラスにおかっぱヘアーという強烈なインパクト、印象を与えており、そのスタイルを貫いてますよね。普段プ ライベートで人にあう際も、自宅でさえも灰野さんファッションでいると伺っています。そのポリシーの貫き方の徹底の仕方は常人ではないです。ステージではほ とんど喋らず、演奏する際は身ぶり、手ぶりも激しく、音以外にも視覚的なイメージも重視していると思われます。他の人からどうようにみえているかを常に意識しているとも言え るでしょう。ステージに居るだけで圧倒的な存在感があり、その場を独自の空気に変えるエネルギーがあるのもスターの特徴の表れであるでしょう。韓国在住の佐藤行衛さんも日本にはあまりいないタイプの スター性を備えた即興奏家ではないかと思っております。彼がメンバーに入ると明るく、楽しい雰囲気になります。スタータイプ特有のサービス精神の表れではないでしょうか。そして灰野敬二さんとは全く違うタイプのアプローチで、人に与える印象も全く違います。好対照とも言えるではないでしょうか。スタータイプはエネルギーがあまりにも強いので、1対1での対話では、人によっては受け止めが たく、長時間の対話や毎日付き合うには苦痛を感じる人もいるかもしれません。それほどパワフルという事だという事ですね。スターにとってはステージで有り余ったエネルギーを大勢の方々に分け与えている時 が、もっとも魅力的な瞬間であると思います。

即興演奏においては、誰と演奏するが大きな鍵で、その魅力が引き立つかが、決まる要因であるように思えます。スタータイプの魅力を引き出すアイデア を創出できる人、スターと共演者のバランスをプロデュースできる人、スタータイプのイメージ崩さずにそれ生かした上で更に膨らませて、面白くできる人との 組み合わせの時に、最大の効果がでるのではないでしょうか。

個人的な観点ですが、ステージ上にはスターは二人はいらないと思ってます。もし二人いたとしたら、共演者がどちらのスターを引き立てればよいかが、迷ってしまいエネル ギーが分散し、音の流れが停滞した状態になるからです。同じキャラクターのスターはいないですし、例えいたとしても同じステージに立つ意義はないですから。スターは 常にステージ上でフロントにたって先導している時が、魅力を最大限にだせる瞬間であると感じます。 サイドメンとしての位置では見ている人も本人も物足りなさを感じるのではと思っています。

スタータイプは8つのタイプで一番目立ちますし、圧倒的な存在感があるのでイメージしやすいのではないでしょうか。

さて明日はチームタイプについて触れます。

Comments (0) |7:37 PM |

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