インプロ思考法その11(コツコツ蓄積タイプについて)


この連載始めてからアクセスがとても多く、会う人からもいろんな反響をいただいており、嬉しい限りです。そして先日おこなったトークのリクエストもいただいているのでまたバージョンアップした形で企画してみようかと思ってます。

苦手だなと思っている事、または練習不足で技術がともなわないままの演奏している時って、余裕もなく、集中力も散漫でぎこちなく、楽しくもないですよね。得意な事に集中しているとリラックスして、余裕をもっていられ、自然と周りの音も聴こえてきて、演奏するのも楽でいられるという経験ありませんか?肉体的にリラックスしながら精神的に集中しているフローな状態が、一番パフォーマンスの高くだせるというのはよく言われてます。そのような状態でいられるのはやはり、自分のスタイルにあった方向で演奏しているからだと思います。そして、それはちょっと思考を変えるだけで、一瞬にしてその状態をつくる事ができるのではないかと思ってます。

本日は、6つ目のタイプとしてコツコツ蓄積タイプについて書いていきます。

コツコツ蓄積タイプ(アキュムレーター)

「じっくりコツコツ長い時間をかけて自分のスタイルを築き上げる」

ゆっくり時間をかけて何かを蓄積していくのことを望んでいます。またリスクを嫌い、ものごとをシンプルに保つのを好む。得意分野を確立し、内在する能力を見極めることで、「魅力」を生み出します。

コツコツ蓄積タイプの強み

信頼できる、尊敬される、きわめて注意深い、時間通りに職務を遂行する
大げさな約束はめったにしない、チームに現実味をもたらす
うまくいかなくなりそうな部分に目がいく、計画を実行に移すのを得意とする

コツコツ蓄積タイプの弱み

何事も先延ばしにすることが多い、細かいことに気をとられる、共演する前に、人一倍共演者のデータを必要とする、なかなか加速できないことがある、楽観的になるよりは悲観的になるよく、ガラクタ集めで終わることがある、混乱状態になると逃げ出す。

韓国の即興演奏のパイオニアであり孤高のサックスプレイヤーである姜泰煥(カン・テーファン)さんは循環呼吸を駆使した即興演奏スタイルを確立して、どのような状況でもそのスタンスを崩さずに貫いております。常に鍛錬し、練習を怠らず、自分に対して非常に厳しくされていると伺っております。その長年に渡って築き上げたスタイルは、深みがあり、崇高さを感じます。一生かけてもたどり着けない遥か彼方にある高い目標に向かって日夜、厳しい修行を永遠に続けるといった印象を受けてます。
その徹底した姿勢が、聴いている人の心を動かしているのだと感じております。循環呼吸の可能性を極限まで追求し、そこに焦点を絞って、道を極めるのは誰もが出来る事ではないでしょう。卓越した職人とも言えるのではないでしょうか。日本人では山内桂さんもサーモサックスという独自の長い時間をかけて、除々に変化させてる手法を確立しております。このタイプの方は、相手がどのようなタイプであっても確固とした自分のスタイルを貫き通します。どのような組み合わせであっても一貫性を持った演奏をしています。複数人での演奏よりは、ソロ演奏でその魅力が引き立つ事が多いように思えます。複数人で演奏する際は、一貫性を効果的に生かした、アプローチを事前に考えておく事で有機的な交わりができると考えます。短いスパンでの、場面転換やスピード感のある音の流れを作るより、じっくり地に足をつけて長いスパンで音の流れを捉えているのが、このタイプの特徴であると思います。音に対する一貫した姿勢と長年の積み重ねてきた努力による尊敬の念をいだかせる存在です。野球で言えば王貞治さん、イチローさんもこのコツコツ蓄積タイプだと思います。

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インプロ思考法その11(コツコツ蓄積タイプについて)


沢山のアクセスいつもありがとうございます。8つのタイプの内、4つの特徴を書いていきました。この4つだけでも全く焦点の捉え方が違い、そして、それぞれにあったやり方があるんだという事が伝わっていれば幸いです。タイプには優劣はなく上下関係もありません。自分の特性にあった方向性に集中すれば、どのタイプでもいい音の流れを作れ、他のタイプの方とも有機的な交わりもできると思ってます。

「即興はどうやってやるのですか?」という質問をよく受けます。最終的には「自分らしさがでていれば何でもよい」と長い間、答えてました。それは今でも変わらずそう思ってます。ただ、自分らしく演奏するにはどうすればよいのかという具体的なコメントができておりませんでした。今できる事で好きな事、得意な事で自然とできてしまう事をやればよいのではと言ってましたが、あまり上手く伝わったとは思えませんでした。

そこで自分の強み、弱み、他の人の強み、弱みをより具体的に整理して、実践に役立たてれる有効なツールの一つが、この8つのタイプ分けではないかと考えてます。自分らしく演奏する為のツールの一つであって、タイプを分ける事自体は目的ではありません。twitter、mixi、Ustream、iPhoneなどのツールも自分の目的にあった使い方をカスタマイズできて始めて有機的かつ有効な手段となると思います。ただ単に流行っているからといって、みんなが使っている方法でそのまま使っているだけでは、ツールに使われてしまって、時間も奪われ、自分の方向性も奪われてしまいます。ツールはあくまで目的を叶える為に手段で、ツールに使われてはいけないですよね。この8つのタイプ分けも是非、それぞれの方の有効なツールの一つとして活用していだければ幸いです。活用の仕方は様々で、応用の幅は限りなく広いと確信しております。そして8つのタイプ分けに縛られるのではなく、有効に活用するのがよいと思います。

自分のタイプが特定されたとします。時には違うタイプのアプローチもやってみたくなります。その時は一時的にそのタイプのアプローチ、プロセスを借りて、やってみるのも場合によってはよいのではないでしょうか。これまでの自分のアプローチでやるよりは、いい成果が得られるはずです。そして、期間を限定するとか、範囲を限定してやって、ある程度の成果がでたら、また自分の場所に戻るというのも時にはよいのではないでしょうか。どこに行ってもよいのですが、戻ってくる場所があれば安心ですよね。ルールに縛られるのではなく、自由に活用してもらえればと思ってます。

さて今日はタイミングタイプの特徴について書いていきますね。

タイミングタイプ(トレーダー)

「適切なタイミングで、効果的な音を打ち出し、存在感をあわらす」

五感的で、何かが起きたときにその出来事に反応します。そのため、長期的な展望よりも今この瞬間に焦点をあてる傾向がある。驚異的なタイミングのセンスを活かすことで強みを発揮します。

タイミングタイプの強み
五感的、精神的に安定している、観察眼が鋭い、洞察力がある、地に足がついている、忠誠心を持っている、一度に複数の仕事をこなせる、適正に音の動きがわかる 、核心をつく、他の人なら見落とすことまで見ていることが多い。

タイミングタイプの弱み
データにこだわりすぎることがある、仕事に埋もれてしまう、全体像を見失うことがある、すぐに自信をなくしやすい、ストレスや疑念を内に抱え込む、いったん立場を決めると、なかなか変えられない、未来を犠牲にして今の瞬間を楽しむことがある

私の尊敬するミュージシャンの一人である関島岳郎さんは、チューバ奏者、アレンジ、プロデュースと多方面で活躍されております。ミュージシャンの中でも、多方面での優れた才能と温厚な人柄で、熱い信頼を得ております。交流の幅も広く、フォークソング、沖縄民謡、ロック、アバンギャルド、東欧民族音楽、映画関係などなど縦横無尽に行き来し、楽器もチューバのみならず、トランペット、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、エレクトロニクスなどなどその場に応じて、楽器を変えバリエーション豊かな音を作っています。仕事の量は半端なく多く、午前中は作曲、午後はリハーサル、夕方からライブ、ライブ後にまたレコーディングといった事く、常に忙しいミュージシャンですね。フロントマンとしての活動はあまりなく、バンドメンバー、サポート、プロデュースの活動が多にも関わらず、非常に印象深い存在感を打ち出しております。
根底のパートをどっしりと支える演奏スタイルは、低音楽器であるチューバを演奏している以外でも、共通したアプローチではないかと思います。フレーズもシンプルなアプローチが多く、メカニカルなフレーズでテクニカルなラインを作るというよりは、タイミングを重視していると言えるでしょう。本人も単純なベースラインを吹いているのが好きだというのを聞いた事があります。関島さんがメンバーに入ると、全体的に落ち着いたまとまりでます。そして、安定しているので、上にのっかる人を自由にさせてくれます。また絶妙なタイミングで、場面展開をしたり、効果的な音を瞬発的に打ち出すセンスが抜群であると感じております。様々な音楽にも精通していて、鋭い観察力、洞察力でその音楽の美味しい要素を、絶妙なタイミングで組み合わせて、魅力的な世界を作る天才であると感じております。オークションで古い楽器で、掘り出し物の隠れた名器を探して買ったりするのも得意なのも、演奏スタイルと共通する何かがあると思います。まったくジャンルは違いますが、ドラムの沼澤尚さんもこのタイミングタイプのアプローチの天才であると思っております。様々な音楽への鋭い観察力、いろんなジャンルのリズムアプローチの洞察力の深さを生かしてタイミングよく、場面に応じたリズムアプローチを優れたセンスで巧みに変化させ、シンプルなリズムアプローチが多いながらも、躍動的なグルーブを作っていますよね。決してメカニカルなタイプではなく、タイミングを重視したタイプであると言えるのではないでしょうか。全く違うタイプのように見えますが、ベテランドラマーの村上ポンタ秀一さんも様々な音楽に精通していて、他の人なら見落とす細かなリズムアプローチを取り入れ、絶妙なタイミングと優れたバランス感覚を打ち出し、あらゆるジャンルで活躍され、そして高い評価を得ていますよね。印象的には非常に器用な方、オールマイティーに活躍されていて、とても忙しい方、バランス感覚、リズム感が良く、フロントというよりは、バンドメンバー、サポートの活動が多いという方がこのタイプの特徴ではないかと感じてます。

即興演奏においては、提示されたアイデアや素材に対してそのイメージを広げていったり、タイミングよく別のアイデアと組み合わせたりするのが瞬時にできて、場面展開を有機的に作るの能力に長けている方だと感じてます。アイデアが沢山でてくるクリエイタータイプとの組合わさると、アイデアを広げて、その広がった音に新しいアイデアを加えてまた別の音像を作るといった、有機的な流れ(フロー)ができると思います。非常に優れたバランス感覚をもっているのでスターを引き出しながらも、自分の存在感を打ち出す事もできるのではないでしょうか。

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インプロ思考法その11(コツコツ蓄積タイプについて)


私はアイデアと言えば、ゼロが100を作り出す事、全く新しい価値観を提供する事だと思っておりました。チームリーダー(サポーター)タイプで私が最初にこの連載の元となっている思考法であるウェルスダイナミクスを直接教えていただいた曲尾悟さんはアイデア=既存×既存という概念を強く主張してます。そして現存しているアイデアの多くが既存×既存で成り立っている事実を知りました。目の前にあるちょっとしたものも、見方を変え、何かと組み合わせる事により、新しい何かを作る事ができるのですね。

既にいいものはある、既に価値のあるものは世の中に沢山存在している。無限にあるとも言える。1日ひとつ新しい事を学んだら、365日で365倍になりますか?実は、まだまだ可能性があったのですね。ひとつひとつを組み合わせて、そのバリエーションを作っていけば365の365乗となって133,225通りになります。これは単に一つ一つを組み合わせるパターンなので、それを複数組み合わせる事もできますよね。そうすると無限に近い、アイデアが発想できる事になります。実は既にアイデアの元は至ると所にあるという事ですね。身の回りのちょっとした出来事の中にも、ヒントは溢れているんですね。意識さえ変えれば、アイデアの元はどのような状況でも、存在しているという事ですね。音楽的なアイデアを考える時も、音楽という枠に捕らわれていると盲点ができてしまうので、そのメンタルブロックを外せば、様々な事柄が自由な発想の元として捉える事ができると思います。焦点を変えたり、別のものと組み合わせたりすれば、新しいアイデアはいくらでも生まれるのですね。それを自然とできるのが、チームリーダー(サポーター)タイプ、組み合わせタイプ(ディールメーカー)、スタータイプだと考えてます。後に詳しく説明するメカニックもこの思考法を得意とするのでは思ってます。もちろん他のタイプの方にも強力な思考法だと思います。

よく音楽業界で言われている会話に「もう大体の音楽的なアイデアはやり尽くされているから、強烈なインパクトを与える新し事を生むのは難しい」と。そうでしょうか?「現状を無視する」と「既存×既存」を組み合わせるとより、一層アイデアの幅は広がるのではと思っております。

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インプロ思考法その11(コツコツ蓄積タイプについて)


「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」

〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜


本日は前置きなしで、本題の組み合わせタイプについて書き進めます。その変わりに後書きが長いです。

組み合わせタイプ(ディールメーカー)

「適切なタイミングで、ミュージシャン同士をつなげる」

人との対話を通して、人に影響を及ぼし、友好な人間関係を築く能力を生まれながらに備えている。各ミュージシャンの良さを固定概念に捕らわれずに、自由な発想でみつける事が得意。本人も気づかない隠れている天才性をみつけ、それをまた別のミュージシャンの良さに独自のセンスで組み合わせる事によって、様々な面白い音のバリーエションをつくりだす事ができる。更にタイミングのセンスもあるので、効果的な時期を見極めてインパクトのある音、イベント、バンドを作りだせる。

組み合わせタイプの強み
社交的、面白い、親しみやすい、茶目っ気がある、常に人とつながりを持っているすばやくアイデアとチャンスを見つける、先鋭部隊。会話を通じてアイデアを生み出す。大胆な発想、大きな賭けができる。リスクを負う事を厭わない。

組み合わせタイプの弱み
ネットワークの価値に左右される、人を過剰に喜ばせる、ポリシーがない
図に乗る、道から外れやすい

一楽儀光さんは「ドラびでお」としての活動で、ドラムと映像のリンクを駆使し、禁じ手とも言われる衝撃的な映像素材との組み合わせで、存在感を表し世界中で活躍されています。山口県在住ながら、幅広い人脈で、国内外の優れたオーガナイザーと密接な繋がりをもっていて日本各地に留まらず、海外でも大活躍されております。その結果、面白い組み合わせのフェスティバル、イベントにも、数多く参加していて、そこに来たお客さんをもまた新しいファンとして取り込み、着実に人気を集めてますよね。自らイベント企画する際も、お客さんの盲点をついたインパクトのある人との組み合わせ、ジャンルの組み合わせを打ち出してます。バンドを組む際も、王道ではないセッティングをしていますね。今やっている、灰野敬二さんとナスノミツルさんど一楽さんの3人によるブルースバンドがありますが、先ず灰野敬二さんをメンバーとして、誘えるという関係性をもっている人は音楽業界では、そんなには多くいないと思います。そして、そのメンバーでブルースバンドをやってしまうという発想の自由さ、奇抜さは固定概念の盲点をついていると言えるのではないでしょうか。また「ドラびでお」の確立したブランドに様々な共演者を加えて、バリーエーションを増やし、新鮮さを打ち出している。灰野敬二さんとドラびでおさんのDuoもありますが。通常のイメージですと、相容れないキャラクター同士のDuoだと思われるのではないでしょうか。それを成り立たせてしまう所にその凄さがあると思います。いろんな濃いキャラクターの人脈を作れる懐の深さと、リスクを追う事を恐れずに新しい組み合わせに挑戦するチャレンジ精神、センスの良さが、支持を得ている所以ではないでしょうか。

ライブにいかれた方ならお分かりかと思いますが、著作権上、メージャーレーベルで大量生産できない作品ばかりです。その為にライブ会場限定で発売していて、逆に希少性があるので、ライブに来たお客さんはもの凄い確立でその作品を購入します。動員数に対しての物販購入率はすば抜いているのでないでしょうか。

チームリーダータイプと共通する面も多いのですが、大きな違いは、その活動の焦点を、固定したチームを統率する事を通じて、長期に渡り、活動の幅を広げていくか、流動的に様々な組み合わせを作る事に重きを置くかだと考えております。チームリーダータイプほどのリーダーシップがなくても多くの人との関わりの中で、十分に価値ある場を作り出せるのが、組み合わせタイプの強みだと思います。

即興演奏においては、メンバーの組み合わせによるバリエーションで特徴をだすというのを得意としているのではないかと、。各ミュージシャンのよい面をよく理解しているので、それを生かすには、どういった組み合わせ、バリエーションで音を交じらせればよいかが分かっている。なので、大人数での即興セッションを統率したり役割分担したり、流れをつくったりするのが得意である。松本健一さんはこのあたりの天才だと感じております。新・即興の日という開かれたセッションの場を長年提供して、ミュージシャン同士が自由に繋がる機会を作ってます。人望と、組み合わせの才能を生かしている結果ではないでしょうか。松本健一さんご存知の方は、その開かれた人脈と演奏の自由さを感じているのではないでしょうか。そこに大きな魅力があるのでは思っております。他のタイプもこのような場を作ることもできるのですが、特定のタイプしか受け入れられなかったり、ある手法のみを拠り所とする狭い集まりになってしまう事が多いのではと思います。
開かれた自由な空間を作る才能はこの組み合わせタイプがもっともあるのではないかと考えてます。

音楽シーンに置けるライブハウスというのは本来、この組み合わせタイプに位置している事によって、その存在意義と価値を生かせると思っております。本人の人脈では繋がらなかったミュージシャンの組み合わせや、ジャンルの組み合わせをライブハウスが率先して企画していったり、自由な発想で企画できる場の提供、その場自体に価値あるブランディング化されている事が、本来の役目だと思ってます。これから生き残っていけるライブハウスというのもこの組み合わせの思考をいかに打ち出し、その存在価値をだせるかが、重要なポイントだと考えてます。そうすれば自ずと、いい音楽がやってきます。

良く見受けられるシステム化されたフランチャイズ式の発想で、大量生産されているライブハウスは、新しいシステムがでてくると、一気にその存在価値を失うでしょう。集まってくる音楽も大量生産向けの短命な音楽しかやってきません。一時の流行にのっかている一瞬だけ楽しめればよいというお客さんが多く集まってくるので、定着しません。新しいお客さんの開拓は永遠に続きます。常に他のライブハウスと競争して、アメニティー競争、サービス競争になってお互いの首を絞めてしまうでしょう。なぜ音楽を通じて、その場を提供しているのかが、見えないライブハウス、理念の見えないライブハウスには、その存在価値を疑ってならない私です。関わっているミュージシャンに何を提供したいのか?来ていただけるお客さんに何を提供したいのか? 誰に何を提供したいのか?音楽を通じて何がしたいのか?が見えてこないライブハウスの存在があまりにも多過ぎると感じてます。音楽との関わりの本質を見失っているのではと疑問に思う事が多い私です。なので、大量生産システムにのっかたライブから、個々のライブハウスの価値を高める方向へのシフトの流れを作っていきたいと考えてます。。同じ場所に沢山集まってしまうから競争しないといけないくなると思うんですよね。お互いに違う小さい山を沢山つくって、その特徴を尊重しあえば、協力できるし、より大きな山脈という流れ(フロー)を作れて、ライブに来る人をがっちり囲める音楽シーンが作れるのではないかと考えております。競争するのではなく、協力していけば楽なのになぁと思うのですよね。

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