ライブハウスから断られないイベントのブッキング方法
2013/04/02
1998年名古屋ライブハウスTokuzoがオープンしてからこれまでブッキングの相談を受けたり、イベントの相談、
それより以前から自主企画で様々な会場でのイベント主催をやってきた経験から書いてみました。参考になれば幸いです。
時々こんな相談を受けます。
バンド名だけ伝えて、イベントやらせてもらえませんか?と
そして、私がその主催者の人もバンド名さえ知らなかったら?
【さて質問です】必ず、イベントをライブハウスに受け入れて貰えるようにするにはどうしたら良いですか??
【答え】断られる理由を全てなくすこと
当り前な答えですみません。
では私が思うライブハウス側での断る主な理由を上げてみますね。
1)内容が分からない(バンド名だけ、主催者が誰がわからい)——–不安、不満
2)興味がない、面白いと感じない、出演者を知らない、———– 不満、不安
3)ライブハウスのキャラクターに会わない(お客さん層が違う)—- 不安、不満
4)お客さんはくるのだろか?——— 不安
5)主催者はしっかりしているの?———– 不安
これらの不安、不満を解消する為には以下の事が伝わる企画書を用意してみてはいかがでしょう?
1)イベントタイトル、キャッチコピー(What)
2)イベントのコンセプト、特徴 (What)
3)出演バンド情報 ( What )
- バンドプロフィール、写真、メンバープロフィール、活動歴
- 動員実績(地域別が望ましい)
4)音源や動画URL (What & Who )
5)バンドの過去動員実績、お客さん層 ( For Who )
6)プロモーション計画 (How)
- フライヤー印刷予定部数と時期、専用告知ページURL、メディアへのアプローチ
- サポートしてくれる関係者やお店
7)過去のイベント実績 ( Who )
誰に何を伝えるイベントかどうかというのが、一番大事で、その後にどのようにしてそれをプロモート
していくのが具体的かつ現実的で明確である事。
ライブハウスに問い合わせする前のリサーチも重要で、過去の出演者、ブッキングの決定権をもっている人が誰なのか?
それが分かったら、ブログやFacebookなど読んでみて、その人の音楽的な好みをリサーチする。その人にとって響きそうな
出演者、ジャンルなどがわかって、もしメンバーにその人との共演歴や関係性があるなら、それをアピールする。
ブッキング担当者を直接知らなければ、誰か知っている人から紹介してもらえないか、当たってみてはいかがでしょう?
業界は狭いので、意外と何らかで繋がっている事も多々あると思います。
最後になりますが、結局は人と人との繋がりなので、しっかりと自分がやりたいことを分かりやすく、伝える事が重要。
動員数だけが良くでも、イベントの内容にライブハウス側が共感していない場合は、動員が減った段階でその関係性が終わってしまいます。
やっている内容に共感してくれた場合は、それぞれのコミュニティー、ネットワークを活かした相乗効果が期待できるでしょう。一時的
な動員の減少で関係が途絶えることなく、長期的なスパンでイベントを継続する事ができると考えております。継続性のある関係が重要ですね。
ライブハウスから断られないイベントのブッキング方法 by Usui Yasuhiro is licensed under a Creative Commons 表示 3.0 非移植 License.
Didn’t know the forum rules allowed such brllaiint posts.
| Johnie | 2014/12/15 @ 2:56 AM