インプロ思考法その4(アイデア発想法)
2010/05/23
「即興演奏は思考法が全てだ!!! 」
〜あなたブランドの音を引き出す最強のインプロ思考法!! 〜
驚異のアクセス数が続いております。ありがとうござます。さて昨日はクリエイタータイプの特徴について触れました。今日はスターの特性について触れる予定でしたが、またまた予定を変更して、昨日の補足をしたいと思います。予定はどんどん変わっていきます(クリエイタータイプの特徴の一つです)クリエイターはアイデアをだすのが得意で、それを直ぐに実践したい願望が強い方々ですね。
そこでクリエイターにもっとも適していると思えるアイデア発想法の一つを書いていきますね。私もできるだけ、この思考法でアイデアをだしてます。それは「現状を無視する」という思考です。全てのタイプの方にとって腑に落ちる思考ではないと思いますが、クリエイタータイプにとっては強力な思考法になると思ってます。地に足をつけて現状に添って、時間をかけてじっくり築きあげるタイプのコツコツ派や現状分析が得意なタイミング派、組み合わせ派の方には抵抗を感じる考えかもしれません。どちらかというと地から足をはずして、雲の上で考えるようなイメージでしょうか。
何かアイデアを発想する際にまず現状を無視します。環境、状況、人脈、金銭的な面、現状のスキルや技術のレベル、過去の経験や実績、現在の実力はまず置いておいて、何の制約もないとしたら何がしたいのか、何でもできるとしたら何をしたいかを想像します。やり方が全く分からない、どういった順番でやればよいかも想像できないという事をむしろ積極的に想像するのが良いと思います。なぜなら過去の延長線上で発想できる範囲は非常に狭く、実現はしやすいのですが、次への展開も拡大する幅も狭く、それを成し遂げる為の方法を考えるのも楽ですが、短期的な成果しかでない事が多いのではないでしょうか。周りの方々も想像できる範囲でしかないのでそのアイデアの魅力、価値もそれほど高いものは打ち出せないでしょう。一方、現状を無視して考えていくと、これまでの過去の経験や、実績の枠を越えた新しい価値観、魅力を打ち出す事ができるのではと思います。横軸が時間、縦軸が魅力、価値、成果の大きさとするとこんなイメージでしょうか。
魅力、価値、成果 現状を無視した時のアイデア
現状の延長線上で
考えれる範囲のアイデア
現状—————————————————————————–未来
アイデア発想の為の質問
・必ず実現するとしたら何をしますか?
・能力に限界がないとしたら、何をしますか?
・それが達成されたらどんな気持ちになりますか?
クリエイターはこの現状の延長線上の狭い範囲ではなく実現が難しい遠くの発想を打ち出している時がもっとも力を発揮し、大きな影響力を与える事ができると考えてます。現状を無視したアイデアをまず想像してそこから逆算していって、最後に今、具体的に何ができるかというのを考えて実行に移すという順番で考えていくのがクリエイターにあった発想ではないかと思います。なぜなら現状の分析がそんなに得意ではなく、勘違いしている事も多いからです。現状分析の得意なタイプでそれが好きなタイプの方は沢山あります。いろんなデータや資料を集め分析し、世間や時代の流れを知っていて、それが注目を集められる絶好のタイミングを知っている人もいます。現状で何をするのがもっともよい結果をだせるかを知っている人がいますので、具体策は他の方に任すというのもよい方法だと思います。何かアイデアさえあればそれを具体化し完成系にするのが得意な方という方もいます。そのような方にお願いするのもよいのではないでしょうか。
即興演奏に置き換えると、現状の音の流れがとは、まったく別の音の流れの提示をしていくやり方です。こんな音を出してしまったら、この後、どうなるか想像できないというような突拍子もない音、意表をつく音を積極的に打ち出すのもよいのではないでしょうか。新しい方向性の音を、現状の流れの束縛から外れた別のアイデアで打ち出すのが、クリエイタータイプの威力を発揮させる手法であると言えるのではないでしょうか。
具体的には
・直感的に思いついたアイデアを、スピード感よく、反射的にだす。
・その音をだした後の音の流れを考えずとにかく出す。結果を恐れずに出す
・その音をだした後の共演者の反応を考えないでだす。
・他の共演者と全く別の流れ、切り口、アイデアの音をだす
などなど、イメージ的にはこんな感じです。
影響力、魅力、面白さ、インパクト 現状を無視した時の音のアイデア
現状の延長線上で
考えれる音のアイデア
現状—————————————————————————–未来
さて明日はスタータイプにして触れます(多分)
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